六弦一会:
第13回 嫌われギタリストの一生
2007年04月24日
先週、TARGIE関係者と飲んだときに、「ギタリストは嫌われる」という話になった。
これは、スタッフのNさんの主張。
「ギタリストは自分勝手だから、他のメンバーから絶対嫌われるのだ」と、Nさんは言う。
ちなみにNさんもギタリストだ(笑)。
「いや~、そんなことないですよ~」なんて言いつつ酒を飲んでいたのだが、ちょっとドキ。
思い当たる節はある。
うちのベーシスト、酒に強いくせに、飲んでいるとたまに、急に酔っ払って「お前さー、スタジオでギターうるさいんだよね」とか言い出す。
ああ、酔っ払ってるのね、と思って「わりぃ、わりぃ。でもお前のベースもうるせえよぉ」なんて答えるのだが、どうもやつは酔っ払ったふりをして言いたいことを言っているような気がする。
そんなことを言う瞬間以外は、あまり酔っ払った様子でもないし。
目が真剣だったりするし。
……嫌われてるのかもしれない。
まあ、ギター・ソロ長いしな。
ソロに没入すると、リズム狂ったり、次の入り方間違えたりするしな。
そんな話をした翌日、ある用があってツェッペリンのライヴ映像を観た。
で、思った。
たぶん、ジミー・ペイジも他のメンバーから嫌わていたんだろうな……。
そして、分かった。
ギタリストは、他のメンバーから嫌われてこそ一人前だ。
ようし、こうなったら、嫌われ者の人生を生き抜いてやる(笑)。
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