文字サイズ変更 文字サイズS 文字サイズM 文字サイズL
ゲストさん、ようこそ。
Log In power off

★新規にメンバー登録ご希望の方はこちらから。
登録などは一切無料です。
[会員登録]  [パスワードを忘れた]

ギター情報サイトTARGIE(ターギー)。ギター新製品、アンプ、エフェクター、ギタリストの情報、ライブビデオ、ギター展示会レポートなど、ギターのことならTARGIEに訊け!

執筆者
shimpei
細川真平 1964年生まれ。音楽ライター/エディター。
ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイ・ヴォーン他のCD/DVDのライナーを手がける。また、音楽誌、ギター誌、ウェブ等にも幅広く執筆。
ギターは絶対ストラト主義。
最近のコメント
最終回 答えは風の中に
┣ 07/10/19
┗ 07/10/16
第28回 エアギター考
┣ 07/09/10
┣ 07/09/10
┣ 07/09/10
┣ 07/09/10
┗ 07/09/08
サイト内検索
カテゴリ

キーワード

<Charのデビュー・アルバムを聴いて考えたこと |TOP| みんなちがって、みんないい>
70年代ジェフ・ベック・サウンドとTARGIE Super Booster
2012年07月05日
当サイトとAKGアンプ工房とのコラボレーションで、TARGIEのオリジナル・ペダル、TARGIE Super Boosterが開発されました。
詳細についてはTARGIE LABOのページをご覧ください(試奏動画あり)。

簡単に言ってしまうとColorsoundのPower Boostのクローンですが、当時のパーツで手に入らないものもあるので回路から見直したそうです。
その結果、オリジナルとサウンド的にはまったく同じで、ノイズは激減しているという逸品になりました。

Power Boostは'69年にリリースされましたが、'71年ごろにOverdriverという名前に変わり、オレンジのど派手な筐体から、濃いグレイのものへと変更になりました。
これは、アメリカでの発売に当たって、オレンジが派手すぎて不評だったからという説があります。
また、このOverdriverがのちのOverdriveという言葉・エフェクターのジャンル名の由来になったとも言われています。
中身・サウンドは、Power BoostもOverdriver同じです。



ジェフ・ベックは第2期ジェフ・ベック・グループ時代にPower Boostを使い始め、引き続きOverdriverも愛用しました。
BBA時代の写真を見ると足元にPower Boostが置かれており、ソロになってからの映像を観るとOverdriverが使われているので、単純に言うと第2期ジェフ・ベック・グループからBBAまでがPower Boost、その後の『ワイアード』、『ブロウ・バイ・ブロウ』等ではOverdriverが使われたようです。

●第2期ジェフ・ベック・グループの'72年の映像。足元から少し離れた位置にオレンジの物体が。


●'74年のTV出演時の映像。ジェフ本人が機材について解説しています。画像は良くないですが、グレイの筐体が確認できます。


その後、80年代に入ってからはBOSS OD-1、Proco Ratと移り変わっていくわけですが、やはり70年代のジェフの音といえばPower Boost/Overdriverで決まり、という感じですね。

では、もうひとつ映像を。
これもファンには有名ですが、29秒あたりでOverdriverをオンにするのが分かります(映ってはいないのですが、音の変化で分かります)。
上と同じ'74年のTV出演時の映像です。


さて、この70年代のジェフの音を再現できるTARGIE Super Booster、もうすぐ発売できそうです。
TARGIEサイトにて、ぜひ続報をお待ちください。
Power Boostと同じく、オレンジ色のニクイやつです。

会員登録して、あなたのコメントを投稿しませんか?
この記事のトラックバック
http://targie.jp/b/001/tb.php/53