76年製ナビゲーター・ストラトキャスター・モデルpart2
76年のこのE○P製 ナビゲーターです。
リペア&リフィニッシュでうちに来ました。

オーナーさんとの打ち合わせでボディーの塗装はブロンドに決まっています。
50年代風のブロンドです。
塗装の剥離後にニトロセルロース系のラッカーで塗装していきます。
アッシュの木目が美しいです。シーラー層の上にガン吹きしていきます。
ブ
ロンドはホワイトでバーストしていますので周りから。
周
りができたら中側を吹きます。ここはシースルーになります。
60年代はヴェージュの層もこの段階で吹いていますが今回は50年代風ですので
ヴェージュは使いません。
さ
てさて内部サーキットですが、この時代の日本製のPOTやスイッチ関係はどうもきゃしゃなのでここはUSA製の物に交換いたします。
70年代
80年代は、いや現代でもピックガードの裏にアルミシールが貼られています。これはあまり意味が無いと思っています。
ので60年代風にアルミの
板でシールドするしっかりしたパーツを入れます。
まずはシールを剥がします。
サーキット内部の変更箇所。
POT:CTS
製
トルグスイッチ:CRL製
キャパシター:ヴィンテージキャパシター
配線剤交換:布皮膜(ピックアップ部含む)
ピッ
クガードシールド:アルミ
ジャック交換:スイッチクラフト
サウンドへの良い効果が前提ですが、なるだけオルジナルのストック
を使用するのが月桃のやり方です。
ピッガードも元付いている物を使いますが、これがまた今の規格と微妙に形が違います。いろいろ辻褄を合わせる
のが大変なのです。
シールドの殆どの穴は変更が必要でした。
3つあるピックアップの一つは以前にディマジオの物と交換されて
いました。
フロントピックアップは月桃製の60'sモデルを入れます。
他のセンター/リア ピックアップはオルジナルを使用します。
配線材のみの変更です。
このオリジナルのピックアップ抵抗値もそこそこ良い感じの抵抗値をもっていました。6.0kΩと6.1kΩ。
F社の物よりも少し太いマグネットが入っていました。
巻き方もなかなか僕の好みでした。
太鼓状になっているでしょ?これがいいのです。
この時代の日本製は独自の改良がなされています。
ピンボケで恐縮
ですが鳩目部分に金具がありました。ワイヤーの断線を考慮してこのような金具を付けたと考えられます。感心します。
配線材を交換しました。
配線材の交換後、再ポッティングしました。(ロウ浸
け)
★ ★ ★
完成しました!
出音、な
かなかよろしいです。
あきらかにストラトのサウンドになりました。
オーナーさんもサウンドにはびっくりされていました。
弦
高や細かな調整を済ませて旅立っていきました。
このギターはオーナーさんとの素晴らしい思い出が詰まっていました。
なんと
1976年からのお付き合いですからね〜。
僕も嬉しくなります。
僕としてもこのギターをリペアして
76年当時のギ
ター開発者と出会えた事、勉強になりました。
このギターがね
↓
のギターになりました。
オーナーさ
ん
長い時間このギターを工房で弾いていました。
懐かしむように。
こんな絵を見ると嬉しいもんです。
お恥
ずかしいですが
オーナーさんのご依頼でもありましたし
うちのロゴを入れさせて頂
きました。

もちろんリペアしたら必
ずうちのロゴを入れるわけではありませんから(笑)
ご安心くださいな。
ちゃんちゃん
(17時55分08秒)
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