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どんな物でどんな感じに巻いてるか見てもらった方がいいと思いまして
画像をお送りします
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お問い合わせありがとうございます。
情報が少ないの
で適切な答えが出来るか心配ですが、書いてみます。
まずPUだけではギターサウンドを決定する事は難しいです。
たしかにPUはエ
レクトリックギターに於いてはサウンドを決定する大きなファクターの一つだと思います。
しかしエレキと言ってもギターです。
エレクトリッ
ク以外の箇所をまず気にするべきだと思います。
生鳴りがしっかりしているか確認してください。
まず、
ロッド、ナット、サ
ドル、ブリッジ、ブロック、スプリング、ネックポケットとネックの接合、等をチェックしてください。
ロッド:ロッドがまず効いていな
いと締まったサウンドになりません。
ナット:弦が詰まったりしていませんか?
サドル:イモネジが浮いたりしていませんか?プレー
トに着地していますか?
ブロック:意外とあるのですが、プレートとブロックの3つのビスが緩んでいませんか?
弦とスプリングを
外した状態でアームを動かしブリッジ自体がスムーズに動きますか?
時折、ブロックがキャビティー内で干渉している場合があります。
スプリ
ング:ボディー裏、スプリングキャビティーにスプリングが触れていませんか?
ネックの接合:ネックプレートにある4つのスクリューを同じくらいの
トルクで閉めていますか?
ネックポケット、ネックの接合部は平面が出ていますか?
これらの事をチェックしてみてください。
何
か不具合があればサウンドは本来そのギターが持つべきサウンドになりません。
サウンドに張りが無くなったり、低音に変な滲みを感じる事がありま
す。
ご自分でPUを巻くとの事ですが、ターン数はどのくらい巻いていますか?
ターン数が多過ぎると濁ったサウンドになります。抵
抗値も知る必要があります。
一般的にヴィンテージのPUはが8000ターン前後、抵抗値は6KΩほどとされています。
実際のヴィンテージ
PUは僕が知る限りでは若干のムラがあります。
ワイヤーを巻くテンション感は実際に巻いている機械や方法で変わるものです。
なので一概に
<柔らかく巻く>とか<キツク巻く>とは言えません。
ただ前記でも申し上げたように一度は8000ターンで6KΩ前後になる巻くテンションを編出
してみてはいかがでしょう?
そこを基準にお好きなサウンド、ターン数、抵抗値を探っていってください。
抵抗値を計る計測器はお持ちですよ
ね?
マグネットに関してはテラスメーター/ガウスメーターは必要です。
50年代の着磁方法ははっきりは僕にも解説できません。
60
年代まで同じ方法だとは思っていますが・・・
50年代のPUのマグネットを見ると上面を削った跡が見てとれます。
これは弦のポジションで
マグネットの長さを変更する為ですが、アルニコはこのような加工をすると磁力が落ちてしまいます。
なので少なくともこの加工後に着磁していると察
する事はできます。
この点は私よりも詳しい方がいらっしゃるかもしれません。
このコンテンツを見ている方にコメントを頂ければと思いま
す。
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作業環境を拝見させて頂きました。
電気ドリルでの
PUを巻く方法はあるサイトで紹介されていますね。
確かに特殊な機械を使わずにPUを製作を行うには良い発想に思えます。
しかし
個人的には電気ドリルは回転が早くワイヤーのテンションをコントロールするのが難しいのでは?と思います。
なかりワイヤーを切ってしまったのでは
ないでしょうか?
苦労されていると思います。
回転が早くて、手でワイヤーのテンションをコントロールはできていないと思います。
ゆっ
くり巻く工夫が必要かもしれません。
例えばコンセントと電気ドリルの間にスライダックを繋いで電気的にスピードを調節する等です。
<手
でワイヤーのテンションをコントロールする>とはワイヤーを巻いている間にワイヤーを強く握ると回転スピードが落ちなければテンションをコントロールでき
ている事になりません。
逆に言えばワイヤーを軽く握ると回転が早くなる。
よかったらこのような状況をご自分で作ってみてください。
あ
くまでも私の個人的な経験ですが、ワイヤーを早く巻くと遠心力でワイヤーがボビンの外側に引っ張られて結局、柔らかく巻いている場合があります。
ピッ
クアップの画像も拝見いたしました。
ボビンの巻きの形状ですが、なかなか良い感じに見えます。素晴らしいですよ。
奇麗に巻けていますし、
太鼓状に巻くのは各々の考え方だと思います。
是非ご自分だけの、自分らしいPU作って下さい!
月桃GUITAR
KOCHIより