ギター
61年製フェンダー・テレキャスター。フレットもオリジナルのまま。フロント・ピックアップのみ、ロサンゼルス在住のギター・ビルダーでリペアマン、入戸野徹(にっとの・とおる)の手によって替えられているとのこと。また、チューナー(ペグとポスト)も新しいものに交換されている。弦のゲージはランドウと同じく.010から.046のセットだ。
エピフォン・リヴィエラ は63年製。このギターをツアーの持ち出すのはこれが初めてだそうだ。今年の5月に、ナッシュビルのリペアマン、ジョー・グレイサーによってビグスビー・トレモロ・ユニットが外され、ストップ・テイルピースへと変更された。
アンプ
アンプはダンブルのOVERDRIVE SPECIALがメインで、フェンダーのスーパー・リヴァーブ(リイシュー)はサブ(こちらは日本でのレンタル)。ダンブルのセッティングは、これもリハ前の取材のため、当てにならないので要注意。テックによると「実際にはオーヴァードライヴ・コントロールは0にする」そうで、やはり歪みはペダルで作るとのこと。また、とっておきの秘密をひとつ教えてもらった。ダンブルはヴィンテージ・フェンダー・アンプのパーツを使っていることが有名だが、このロベンのダンブルの出力トランスは、ミュージック・マンのものを流用しているそうだ。また、真空管はソヴテックの現行品を使用。消耗品なので、個体差が少なくて、手に入りやすいことを大前提として選んでいるとのこと。
ペダル
右上は、LINE 6 DL4。ランドウと同じくトゥルー・バイパス・モッドが施されている。その下は、右からKORGのチューナー、PITCH BLACK。真ん中はARIONのコーラス、SCH-Z(現行品)のE.W.S.によるモッド品。トゥルー・バイパスで、ヴィブラート・モードが追加されている。左はHERMIDA AUDIO TECHNOLOGYのZENDRIVE。ロベンの歪みはここから生み出される。
その左上は、G-LABのリヴァーブ、DR-3。ポーランド製で、非常に高品質だ。
その下のワウは、VOX V846。60年代のイタリア製オリジナルで、モッドはしていないとのこと。その左はアーニーボールのヴォリューム・ペダル、6180だ。