昨年10月、ニュー・アルバム『インフィニット・エナジー』を発表したクリス・デュアーテ。
本作は、ジミ・ヘンドリックスの影響を感じさせる楽曲を核としながら、怒涛のブルース・ロック・ナンバーはもちろん、ジャズやラテン・フレイヴァーを感じさせるものまで、彼の多彩な音楽性とプレイを随所に散りばめた、キャリアを総括するかのような傑作となった。
そのアルバムを引っ提げ、今年1月に来日ツアーを行なったクリス。
日本のミュージシャンといくつかのスタイルでのコラボレーション・ライヴを見せてくれたが、最終日の1月14日、渋谷CLUB CRAWLでのライヴは、日本を代表するブルース・ギタリスト、ichiroとの共演となった。

煽り、煽られ、ぶつかり、融合し、共に燃え上がる中で、ギターという楽器を通して、魂の会話をした2人。この日、この渋谷のクラブが、世界中で最も熱いギター・プレイを聴けた場所だったことは間違いない。
Targieでは、このライヴに先立ち、それぞれにインタヴューを敢行。
クリスには新作のこと、機材のこと、よく知られているジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーン以外に彼が影響を受けたギタリストについて、そしてもちろん、共演相手であるichiroについても訊いた。
また、ichiroにはクリスについてをメインに、20周年を迎える今年の活動についても語ってもらった。
生まれた国は違えど、ブルースに、ギターに、音楽に対して同じ志を持つ2人の、真摯な声をお聞きただきたい。

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