最近非常に気になっているギターアンプ、それがMATAMPです。
TARGIE世代の方にはご存じの向きも多いと思いますが、これは60年代英国ロックを背負っていた一時期もあるという名門アンプなのです。
ユーザーには例えばウィッシュボーン・アッシュだとか、JIMMY PAGE(正確にはMATAMP製ORANGEなのかな。そう、MATAMP創業者のマット・アサイアスさんは後にORANGEを立ち上げたりもした人なのだそうだ)だとかそうそうたるメンツが名を連ねてますが、なんといっても有名なのはFLEETWOOD MACの名曲「アルバトロス」のサウンド。ピーター・グリーンは例のフロント・ピックアップを逆さまにつけたレスポール(後にGARY MOOREに譲られ...そして手放された!)とMATAMPシリーズ2000で、この世のものと思えないサウンドを生み出したのでした。
そんな黄金の英国ロックサウンドを支えたMATAMPですが、今やほとんどその名前を耳にすることはなくなりました。でもつぶれちゃった訳ではありません。マット・アサイアスさんは亡くなったものの、彼の元にいたエンジニアたちはその遺志を継ぎ、MATサウンドを作り続けています。
実は日本にもキタハラ楽器というところを通じて少数が輸入されていました。…が、問題はそのラインナップと価格。
全てのモデルがヘッドとキャビネットが分かれたスタック・タイプ。価格は一番出力の小さなFirstLady(7W)でも290000円、最上級の1224MKIIだと510000円。もちろんヘッドのみのお値段。
これではとてもアマチュア・オヤジには手が出ません…
そんなわけで、「伝説ではあるが、自分には関係のないアンプ」と思っていたこのMATAMPなんですが、昨年秋間経夫氏が取材の合間にこのアンプについて触れ、「もの凄くいい音がした」と言うじゃないですか。あの、辛口の秋間氏が!しかも「いや、コンボも出てるよ」と。
そこへ持ってきてこのところの世界的な景気後退。いや、喜んでいる訳じゃなんですが、英ポンドが!すげー下落している!
で、本家イギリスのMATAMPサイトをチェックしてみると…
おおっ!シリーズ2000のリイッシューが出ている!
お値段なんと1945ポンド(約260000円)!しかもキャビもリバーブ・ユニットもセットで!
秋間さんのお話通り、コンボモデルもちゃんとラインナップされてました。
ちょうどGT50という新作コンボのニュースが出ていて、こちらはなんと1000ポンド(約130000円)!
はあ〜〜〜やっぱり本国だとそんなもんなんだ〜〜
で、ですね。もちろんサイトから直接オーダーもできるんですが、「海外ディーラーが決まっている国には発送しないよ」と断り書きがあるんですよ。まあ、当然ですよね。
ところがそのINTERNATIONAL DEALERのところに日本が載ってないんです。ええ〜、どうしたんだろう?
もしや契約切れ、とか?…まあ、今日本じゃUSA製ブティック・アンプのブームだしな。HIWATTも売れてないし。REEVESなんて日本に入ってないし。でも、これで正々堂々注文できるわけ?
さあ、やばいです。英語と送金の障壁を乗り越えて物欲が勝つか否か?いやいや、買いませんって…
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