イリノイ州シカゴと青森市はこの10年ブルースを架け橋にして大きな友好関係を築いてきた。両市長もその友好形成に大きく尽力している。2003年以来、毎年夏に青森で「JAPAN BLUES FESTIVAL」が盛大に開催。シカゴ・ブルースが青森の街づくりに大きく貢献している。2012年夏フェスのヘッド・ライナーは菊田俊介が率いるココ・テイラーズ・ブルース・マシーン feat チック・ロジャース&山本恭司。そんな日本とシカゴのトップ・ミュージシャンによる、現在進行形の Chicago Blues/R&B Nightが原宿ラドンナでも繰り広げられることが決定した。
2009年に亡くなったブルースの女王ココ・テイラーが最も目をかけて気に入っていたのがチック・ロジャース、生前にココが立ち上げたスペルバウンド・レコーズの第一作目がそのチック・ロジャースのデビュー・アルバム『Essentially Yours』だった。ココ・テイラーの右腕として9年に亘って活躍した菊田俊介が、同アルバムでも中心的な存在としてチックをサポートしている。そんな気(音)のあったふたりに、山本恭司がゲスト・ギタリストとして大きな華を添える。
シカゴ&青森のブルース・アンド・ソウルを今年もTOKYOでもしっかりと味わえる。楽しみだ。
メンフィス出身、9歳の頃からに教会で歌い始めた。アレサ・フランクリン、シャーリー・シーザー、サム・クック、パティ・ラヴェルなどを愛聴。70年代末から歌手として本格的に活動。80年代末からシカゴに活動拠点を移す。その卓越した実力は同地のブルース/R&Bシーンで大きな注目を集める。マシーン・カンパニーやハワード・スコットのバンドに参加。人気クラブのキングストン・マインズでのレギュラー出演。シセロ・ブレイクとのツアーはじめ、全米だけでなく、ヨーロッパのフェスティバルからも呼ばれ好評を得る。B.B.キングはじめ、ボビー・ウォ-マック、ジョニー・テイラー、アイザック・ヘイズ、キャメオ、ブライアン・マクナイトなどの多くの著名アーティストとも共演した。また、ここ数年はシアターでの活動も精力的で、“フィリス・ハイマン・トリビュート”や“トーマス・ドーシー物語”他、多くのミュージカルにも出演し、ベッシー・スミス・ミュージック・アワードも受賞している。
初来日!!
1976年BOWWOWでミュージック・シーンに登場。デビュー当時はキッスやエアロスミスとのツアーが大きな話題を呼び、豪快で圧倒的なサウンドとギター・テクニックでジャパニーズ・ヘヴィメタル・ムーヴメントの先駆けとなった。その後VOW WOWを結成しロンドンをベースにヨーロッパ、アメリカで約4年間活動、メタリカはじめ海外有名アーティストへの影響力も大きい。ソロとしてもギター・インストゥルメンタル・アルバムのリリースやジャズ・フュージョン系ミュージシャンとのセッション、そしてプロデューサーとしても活躍している。