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2013年12月16日
New Products Info:
RS Guitarworks Old Friend Slab 72 Custom ミニ・レビュー
RS Guitarworksはアメリカ・ケンタッキー州に工房を構えるギター・メーカーで、創業時からギターのエイジド加工で名を馳せた会社です。当初はリペア、エイジド加工がメインでしたが、そのうちビンテージを再現したパーツ(ブリッジなどのハードウェアからキャパシターまで)をリリースするようになり、ついにギターそのものの製作を始めるようになりました。
そういう歴史があるためか、作られるギターはユニークでありながらビンテージ・ギターの雰囲気を持った、オーガニックなサウンドのギターばかりです。
今回はそんなRSの新作、70年代テレキャスター・カスタムにインスパイアされた1本をご紹介します。
RS Guitarworks
Old Friend Slab 72 Custom
写真の通り、このギターは1972年から製造が開始されたテレキャスター・カスタムをベースとしたものです。アルダー・ボディ、メイプル1ピースのネック、ネックシェイプは太めのUシェイプ、21フレット仕様です。
ハードウェアはもちろん全てRS製。ブリッジ・プレート、ネックプレートにはRSの刻印が入っています。サドルはスチールです。
ライト・エイジド仕様で、全体に大きめのウェザー・チェックが入り、パーツ類も程よくくすんでいます。
このギターの最大の特徴はピックアップです。オリジナルのカスタムではセス・ラバーが開発したハムバッカーがフロント・ピックアップに搭載されていますが、このギターにはそれをリプロしたLollar製のRegalというピックアップが載っています。またリア・ピックアップはリンディ・フレーリンのカスタム・ワウンド。
このピックアップの組み合わせが秀逸で、センター・ポジションではソリッド・ボディにも関わらずとてもアコースティックな響き、フロントはエア感を持たせつつロー・ミッドがしっかりした腰のあるサウンド、リアはリンディらしい綺麗なトレブルを保ちつつ、パワーが弱めなのかベル・トーン的なニュアンスが感じられます。
ヘッドシェイプはRSオリジナルですが、初期のものよりこなれた感じ?

オリジナルは3点止めネックですが、こちらは4点。ペグもFキーではなく、クルーソン・タイプを搭載しています。試奏機のネックは本征。太めのシェイプとあいまって、ナマの鳴りも素晴らしかったです。
計測したわけではないですが、重さは程よく3キロ前半と思われます。
そろそろ店頭に並んでいるはずのこのSlab 72 Custom。価格は実売42万円。
お店によってはカラー・オーダーも可能だそうです。
「ロック」なイメージのあるテレキャスター・カスタムですが、このギターはかなり幅広い音楽に対応可能と思われます。セス・ラバーを積んだテレはビンテージでもなかなか良いものが少ない中、このモデルは積極的に選びたくなる、美味しところをついた1本といえそうです。お店で見かけたらぜひお試しを!
<RS Guitarworks WEB>
written by:TETSU(15時55分50秒)
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